能力値の決定

さて、力/技/速/知/HP/MPを決定していきましょう。

まずは、PCの種族を選びます。
そして、その種族に設定されている種族補正値に従って、
能力ボーナスの7ポイントを自由に振り分けます。

ポイントは残さず、全て振り分けて下さい。

その後、HPとMPの計算をします。
HP＝力*5＋100
MP＝知*10＋10
です。

これでPCの能力値が決定されました。
種族を問わずHPとMP以外の合計値は、12になるはずです。

つまり、レベル1のPCにおいては、
力＋技＋速＋知＝12
となります。
間違いの無いよう、検算することをお勧めします。



■種族補正値

・人間
力/技/速/知＝2/1/1/1

・エルフ
力/技/速/知＝0/1/2/2

・ドワーフ
力/技/速/知＝3/2/0/0

・ホビット
力/技/速/知＝0/1/3/1

・ハーフエルフ
力/技/速/知＝1/1/1/2



■設定してみる
実際にPCの能力値を定めてみます。

1.種族を選びます。
→人間にしてみましょう。

2.人間の種族補正値を見ます
→力/技/速/知＝2/1/1/1のようです。平均的で、少し体格に恵まれているようです。

3.ボーナスの7ポイントを割り振る。
→ここでは平均的な数字になるように振ってみます。
→力/技/速/知にそれぞれ、1,2,2,2と振ることにします。
→力/技/速/知＝3/3/3/3、としました。

4.HPとMPの決定
→HP＝100＋力*5なので、HP=100＋3*5＝115、となりました。
→同様にMPも計算式に当てはめて、MP＝10+3*10＝40、となりました。

5.検算
→力＋技＋速＋知を計算してみます。12になればOKです。
→3＋3＋3＋3＝12
→間違いは無いようです。



以上です。難しいことは無いですよね。
例ではバランスよく7ポイントを振りましたが、もちろん何か一つの能力だけに7ポイント全部を振っても構いません。

ですが、注意することがあって、それは技能や装備で必要とされる能力値がある、ということです。

例えば、例で作った3/3/3/3のPCは［ロングソード/力*20+30/力必要値4］という武器は装備が出来ません。
この『力必要値』というのは『判定』ではなく、そのまま能力値だけをみるものなので、力が3のPCはこの武器で攻撃することが出来ないのです。

ただ持ち歩くことだけなら可能ですが。


もちろん、レベルがあがって、力が成長すれば力必要値が足りていなかった武器や防具を使うことができるようになります。

能力値決定の計算自体は簡単ですが、装備との兼ね合いも考えて割り振りましょう。