■概要または方針
このゲームでは、所謂職業によるスキルや装備の差を用意していません。
とはいえ、職業欄は存在します。
言ってしまえば、DQ3のような職業制ではなく、FF5やFFTのようなアビリティシステムに近いものにデザインしています。
例えばですが、剣道三段、簿記一級の会社員が居た場合、この人の職業は何でしょうか?
会社員、ですよね?
剣道が出来るとはいえ、剣道家では無いですし、簿記の資格があっても会計士として働いているわけではありません。
以上のことを、このゲームで表現すると、
職業:会社員
技能:【剣道】【簿記】
となります。
こうすることで、技能をある程度自由に持った、様々な特技のあるPCを作れるようになります。
魔法使いが職業だけど、魔法より剣の方が得意(もしくは親に魔法使いにならされたけど本当jは剣士になりたかった)なPCが居たっておかしくないです。
それが実際にゲーム内で強いのかどうかはともかく、せっかくの自由度がウリであるTRPGですから、PCの個性を幅広く作り上げられるにこしたことはないと思います。
もちろん、「自ら制限することで窮屈さを楽しむ」という自由度、も可能です。
例えば騎士になりたいPCを作るとします。
↓
馬に乗れない騎士なんて話にならない。もちろん武器も扱えないとおかしい。
↓
でも、まだ仕える王が居ない。
↓
とりあえず
職業:戦士
技能:【槍】【騎馬戦闘】
というPCを作り、セッションを繰り返す。
↓
セッションで仕える王を見つける。
(可愛いロリ王女様でも可ですし、愛する人にだけ仕える騎士でもいいです。説得力があれば通ります。)
↓
職業:騎士
技能:【槍】【騎馬戦闘】
と、職業を変更。
こうやって、職業はある程度、自由の利くものとして、設定します。
ただし、場合によっては説得力のあるもので無ければなりませんが。
上の例で言えば、仕える相手を見つけなければなりませんし、騎士になってしまうと、自由にセッション参加は出来なくなるかも知れません。
ですが、仕えてる王からの依頼でのセッションはあるかもしれないし、その依頼が「世界を見て回れ」なら平時は冒険に参加できるでしょう。戦時は駆り出されるでしょうが・・・
以上のようなことを踏まえて、自分のPCに合った職業を決めましょう。
何も思いつかなければ、冒険者でいいですし、技能に合わせて、戦士や剣士、魔法使い、としたって構いません。
もし、この先、このゲームをプレイしてくださる人が増えるようなことがあれば、世界観にあいそうな職業サンプルをみんなで考え、そこから引っ張ってきても構わない。
もしかしたら、セッションにおいてこっぱずかしい二つ名を名づけられることがあるかも知れません。
世を忍ぶ仮の姿としての職業を書いてもいいでしょう。
ある程度自由な変更が可能ですから、自分のPCの特徴の一つとして活用しましょう。