チャプターシステム

このTRPGの肝と為る、チャプターシステムの解説です。

通常のTRPGでは、概ね世界の時間は動きません。
小説化されたり、公式なリプレイがある場合は国家情勢などが変わる場合も有りますが、基本的には同じ時間帯の中で、GM達が色々な事件を用意するのが普通です。

しかしここでは、世界観の時間を意図的に進めることがあります。
それがチャプターシステムです。


例えば、チャプター1では、GMがシナリオを用意できるのは、聖バフィン国内だけです。エルフの森などではシナリオを作れません。
ですが、チャプターが進むことで、エルフの森も行動範囲に加わって行ったりします。

他にも新たな武具が流通したりすることもあるかもしれません。

いやいや、もっと大きく、聖バフィン王国が滅んだりすることもあるかも知れないのです。


具体的にどうやっていつ変更するかは、GDの私次第です。GDはいくつかの、この世界の進む未来を用意しています。エルフの森が開かれたり、ドラゴンが飛来したり、純血種の隠れ里が見つかったり･･･

所謂裏設定を持っているのですが、その内のどれが使用されてどれがボツになるかは、決まっていません。

どの裏設定が公式採用とされるのかは、GMの方々のシナリオとPLの方々の行動に拠っているのです。


その条件は私しか知りません。
例えば、「バフィン半島のある地点でシナリオが行われたら某所で何々が起きる」かも知れませんし、「シナリオが20回行われたら半年進めよう」かも知れません。「PCがウン十人作られたら」かも知れません。

私が用意するどのフラグを倒したかはGM、PLの方々次第なのです。
もしかしたら、私が用意したのとは違う未来に行きそうな流れなら、新たな未来を新たに作ります。


GDとGMとPLのみんなでバフィン半島の未来を作る
それがチャプターシステムです。